いまいち
とりあえずケースに入れたBlackFingですが、6弦を強くはじいたり、コードをまとめて強く引いたりすると音が消えます。
マイナス側の電源をチャージポンプでつくっているので、そのへんを怪しんで調べてみると、音が小さくなる時には電圧で0.1V前後の低下(電流で3mAくらいでした)が起きているようなのでおそらくそれが原因なのかと思います。
(チャージポンプ組む前に電池で±9Vを入れていた時にも発生していた気がするのですが、今電池が切れているのでテストできません。今日の帰りに買って帰ろうと思います。)
チャージポンプICはパラレルにすることで電源インピーダンスを下げられるらしいので、とりあえず2個並列で繋いでみましたが、それでも駄目でした(というか、電源インピーダンスの意味がわかりません)
。電源部のコンデンサの増減でもあまり大差なかったので、やはりある方から言われたとおりに入力を24Vの電源にして、そこからレギュレートするのが吉のようです。
どうしても電源は入力9V入力にこだわらなければならない理由もないのですが、別電圧のアダプタを持ち歩くのも面倒なので9Vでできるにこしたことはないのです。
まぁ、私はギター引きではないのでとりあえずのところは、どちらでもまったく問題にならないのですが・・・。
また写真はありません。
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コメント
はじめまして。ふふふと申します。
強く弾くと音が消えるのは、実機でもそうなので「仕様」なんだと思うことにしてます。心当たりがあったのでさっき試してみました。
もっともっと電源を食うフィルターのお化けにもLTC1144 を使っているのですが、確かにマイナス側の電圧が降下するのですが普通に使えています。この手の回路で厳密な正負電源の電圧の精度が必要になることはめったにないです。(計測器だったらまだしも)
この現象の改善策は、他の3080系コンプとかでも行われているように、電流供給源のQ5からCA3080の5ピンにつながる線の間に200kΩから1MΩぐらいの可変抵抗をつなぐ(SENSとか名前をつけておく)のがいいです。この可変抵抗の真ん中ぐらいが楽器的にはいちばん使い勝手がよい感じになります。試してみてください。
それでは失礼します。
投稿: ふふふ | 2007年3月13日 (火) 21時26分
追記:可変抵抗はCカーブでお願いします。
投稿: ふふふ | 2007年3月13日 (火) 21時28分
ふふふさん。
ありがとうございます。
実機でもそうだとはEHも恐ろしい製品を出すものです。
(使いどころはわかりませんが、音色的には今まで作ったコンプの中ではかなり素敵だと思っています)
ブログを更新していない私が悪いのですが、この後、同じくBlackFingerを製作されたr0r0さんに相談したところ、入力バッファ部のシュミレーションをしてくださり、R3の抵抗値を下げてみればよさそうだと教わりまして、その方法で対策をしておりました。
電源は結局、1144を使用した-9Vを使用しています。ふふふさんにそういっていただけるとそれだけでなにか安心できます。
可変抵抗を追加する方法についても試してみようと思います。
5番ピンに抵抗を挟むという事は、仕組みとしては3080のゲインを下げる?という事になるのでしょうか?
Cカーブ・・・今、手持ちには無いので、とりあえず在庫にあった1M(Bですが)でやってみます。
ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
投稿: clethra | 2007年3月13日 (火) 22時56分
cleteraさんこちらこそよろしくお願いします。
いや実はFSH−1も作りたかったりします。
ブログを更新してない件については、自分も何も言えないです・・・。
本当はこの辺の必須のMODについても書いておくべきだったと思います。
(自分の中では書いたと思っていたのですが、見返してみたらどこにも書いてなかったorz...)
自分が9Vにこだわるのは、ライブとかスタジオとかでテンパってる時に
ACアダプタの細かい使い分けとかめんどくさいからです。何でも同じ
アダプタが使えればいいぢゃん、というわけです。
そのうち電源も自作したいです。構想はあるのですが、仕様がなかなか
かたまらなくて・・・。
> 5番ピンに抵抗を挟むという事は、仕組みとしては3080のゲインを下げ> る?という事になるのでしょうか?
3080のゲインをコントロールする電流Iabcを調整する形になります。
いくら入力が大きいから、と言っても、普通の用途では音が消えてしまう
のはやり過ぎ(さすがエレハモ!とは言えるかも)なので、範囲をもう少し
狭くするオプションを追加した方が楽器としては使いやすいです。
(このMODによって元の機能をスポイルすることもないですし)
実は自分としても結構気に入っているのですが、確かに
使いどころは???です。そもそもスタジオでコンプ使わないし>自分。
それでは〜。
投稿: ふふふ | 2007年3月13日 (火) 23時27分
ふふふさんのデザインされる電源にも非常に興味あります。
また試験が上手くいったらブログで報告させていただきたいと思います。
ところでこんなところで失礼なお願いですが、ふふふさんのブログもリンクさせて頂いてもよろしいでしょうか?
投稿: clethra | 2007年3月14日 (水) 20時07分
リンクはご自由にどうぞ〜。
ここに書き込みしていて、MODについてもやっぱ回路図があった方が説明しやすいなあと痛感しまして、取り急ぎ説明用の回路図をUPしました。
記事はまだ書けていませんが、よろしかったら見てやってください。
電源については、機能もさることながら、筐体をどうするかが一番の悩みです。clethraさんのように板金に通じている方がうらやましいです。自分なんぞドリルで孔をあけるだけでもしんどいです。
ちなみに絵とかの才能も乏しいので、自分の自作機はすべて「弁当箱」です。ゴリさんがうらやましい・・・。
一応の構想としては、AC電圧のモニタ機能をつけようかな、と思っています。電源事情の悪い場所でどの程度電圧降下が起きているかを知りたいことが理由のひとつです。
それでは〜。
投稿: ふふふ | 2007年3月15日 (木) 01時39分
BlackFingerのケースの穴追加をどうしようか・・・という感じです。
▽で開けたのでもう一つが・・・どこかに開けます。もう一度基板を作り直す予定なのでその際にケース毎移植してしまうかもしれません。
板金は道具はある程度そろっているだけで腕が無いのが悩みどころです。実際、エフェクタ用の筐体は作ったことがないのです。
おそらくやればできるのでしょうが・・・。
電源の重要度は以前真空管のギターアンプを作った際にハムに散々やられたりしたので重々感じています。電源ユニットを作られる際には±9Vの出力があるとありがたいです。
これからのブログの更新も楽しみにさせて頂きます。
投稿: clethra | 2007年3月15日 (木) 22時49分
今回のブログの更新は、仕事が暇で手持ち無沙汰だったのもありますが、
clethraさんとのやり取りの中でひらめいた部分も大きいです。やはり物事を改善するためには、様々な形でのフィードバックは欠かせないと痛感してます。ありがとうございます。
±9V出力については、それ用の信頼に足る形状の、かつストンプボックス用に使い勝手の良い大きさの端子を見つけることが一番の難関と考えています。
投稿: ふふふ | 2007年3月16日 (金) 02時07分
私にとっては他の方の記事はどれも目新しいことばかりで感化されすぎているきらいもあります。
±9Vは確かにコネクタが難しいですね。PCの内部にあるコネクタ(名前がわかりません)のような物を外にダランと出してしまっても良いですが・・・。私は抜ける覚悟でステレオのピンプラグ(小さいの)でやろうかと思った事がありましたが、差し込んだ瞬間の挙動とか危なそうでありえないか・・・と結局何もせずにすごしております。
今後ともブログ共々よろしくお願いします。m(_ _)m
投稿: clethra | 2007年3月16日 (金) 20時19分